「桜梅桃梨」 春らしく。自分らしく。

前記事の続き

桜の花がひらひら舞うポカポカ陽気の公園で
とってもいい気持ちッ!!

はぁ~…しあわせだにゃ~♪

膝の上には可愛い娘。
となりには美人な妻。

こんなに幸せな気分だと、なにか食べたくなってくる。

あぁ…まんじゅうが食べたい。
お酒が飲みたい。秋月にある「月の峠」というパン屋さんの
おいしいカレーパンが食べたいッ!!

結局は「花より団子」。
お弁当と桜餅を買って、ブルーシートの上でのんびりした時間を過ごす。

毎年のドンチャン騒ぎに桜は何を思うのだろう。

“桜”で思い出したが、
読者の方は「 桜梅桃梨 (おうばいとうり) 」という言葉をご存じだろうか。

桜は桜らしく、梅は梅らしく、桃は桃らしく、梨は梨らしく花を咲かせ実をつける。
同じように人間も、それぞれの持ち味を活かした生き方をしなさい。
という仏教の教えだ。

春は出逢いと別れの季節。
「自分らしさって何だろう?」「自分の役目って何だろう?」
なんて考えてみると、新しい自分との出会いがあるかもしれない。

タブレットのテキスト入力環境を考えてみた

さて、余談はこの辺にして前回記事の続きを。

筆者がタブレットで一番使いにくいと感じるのは「テキスト操作」だ。
もともと、ネットや画像閲覧、簡単なテキスト打ちを想定したデバイスだから
長文を入力するには向いていない。
ということは、このテキスト操作がある程度快適になれば、少しは使いにくさも軽減されるかと思う。

筆者が考える使いやすい環境は次の通り。※もちろん好みの問題

1.文字列の範囲選択が指でなぞるだけ (長押し不要)
2.ピンチイン・ピンチアウトでの文字列拡大縮小 (ブラウザのイメージ)
3.コピー&ペーストが簡単 (ボタンが指で押せるくらい大きい)
4.タブ型のメモ帳及びブラウザも一体になっているソフト
5.メモは自動保存・自動読込 (ファイル名などファイル管理を意識させない)

探してみるとあまり無いようで、Microsoft社のOneNoteくらいしか思いつかなかった。OneNoteは優秀なアプリで筆者もよく使っているし、これで解決でもいいのだが それでは何か面白くないし、筆者なりの「桜梅桃梨」、つまり自分らしさで解決してみたい。

Blossumをタブレットに最適化

以前開発していた未完成のブログ原稿エディタ「Blossum」を引っ張り出し ちょこっと手を加えてタブレットでも使えるようにしてみた。

まず、タブ型のソフトでメモ帳やブラウザが1つのアプリで動作する。
ピンチイン・ピンチアウトで、メモ帳エリアが拡大縮小する。
なぞるだけで文字列の範囲選択ができ、コピー&ペーストが容易。
入力したデータは終了時に自動保存される。(ファイル名不要)
独自のソフトウェアキーボードを用意。
ついでにマウスジェスチャにも対応。タブレットでは長押後、ジェスチャで反応する。
※ ↓ 新規ブラウザ画面表示 , ↓→ 閉じる など。

Blossum

Blossum

この記事を「Blossum」を利用して作成してみたが 意外と使えるかも…? と感じた。もちろんマダマダ機能は足りないが。興味ある方は、こちらから圧縮ファイルをダウンロードして使ってみてほしい。ベータ版だが、基本的な操作感や雰囲気は十分伝わるはずだ。

その他のソフト

また、ネット上を色々と探していると、面白いエディタに出逢った。キャッチコピーが「恋するテキストエディタ」。
その名も「 Sublime Text2 」というソフトウェアだ。オーストラリア製で70ドル(約8420円)と有料だが、結構使いやすい。

恋するテキストエディタ

恋するテキストエディタ 「 Sublime Text 2 」

プログラマ用のエディタなので、タブレットに特化しているわけでもないし メニューも英語なので、ちょっと手を加えない限りお世辞にも「万人にお勧めできる」とは言えないが個人的に気に入ったので、軽く紹介だけしておこう。

様々なプログラム言語のハイライト表示に対応し、入力補完をソースから学習してくれる。スクロールバーも工夫されていて、何万行もあるソースでも見やすい。しかも、Windows版だけではなくMac版やLinux版もある。

さっそく、手持ちのiMacとLinux機にもインストールした。

非常に優秀なソフトだが、残念なことに初期設定でSJISの文字コードが読み込めない。でもこれは困ったことだ。WindowsはUnicode化が進んできたものの、いまだにSJISの部分が多々ある。

Macのように、9からXへバージョンアップすることでバッサリと過去を切り捨てられれば楽だが、Windowsはビジネスでの利用パーソンが比較にならないくらい多いうえ、何千万円何億円もかけたWindowsでしか動作しない業務システムなどがゴロゴロ企業に転がっているわけで、そういうわけにもいかない。なので、以前作ったC++等のソースを読み込むと日本語がグチャグチャになる、なんてことも当然ある。

この辺は標準で対応してくれてもよかったかなぁ~と感じたが、有志が開発したプラグインを導入することで解消可能だった。
どうやら内部でSJIS→UTF8で読み込み、UTF8→SJISで保存するようだ。ということは、Unicode文字列を入力してしまうと、保存時に文字化けするので注意が必要だ。

このように課題もあるが、プログラムを書くのが楽しくなるエディタというのも珍しい。「恋するテキストエディタ」というコピーは伊達じゃなさそうだ。

まとめ

Windowsはこれから10になり、パソコン・タブレットをはじめ、スマホや様々なデバイスでも動作させることをコンセプトの一つとしている。今後、「デバイス毎の利用シーン」で臨機応変に対応した操作感が提供されていくことを期待したい。