古いPCをアップグレードしてみると…
事務所にあるデスクトップパソコン。
脱サラ後、起業した時に買ったもので、
かれこれ3年以上一緒に戦ってきたことになります。
ちょっと古いけれど、マシンのスペックは下記の通り。
=================================
CPU:Intel Core i7 860 2.80GHz
GPU:NVIDIA GeForce GTX 260
M/B:P55-SD50 (OEMモデルだね)
MEM:4GB
HDD:1TB + 3TB
MON:27 inch / 24 inch (デュアル)
KEY:HHKB Pro2 墨モデル
O S:Windows 8.1 Pro 32bit
=================================
OSは64bitよりも32bitの方が色々と安定しているので気に入っていたのですが
とうとう64bitアプリケーションを開発してほしいという依頼も増え、
ハードディスクも異音がしてきたのでアップグレードすることに。
HDDからSSDへ
今回は下記のものを用意しました。
O S:Windows 8 pro 64bit upgrade版
SSD:Samsung 840 EVO (250GBモデル)
パソコンの起動速度アップはシステムディスクの読書速度が速いものへ交換するのが手っ取り早い近道です。
よく勘違いしている人がいますが、パソコンのメモリは
基本的に「遅くならない為のもの」であって、パソコンの処理速度を根本から
向上させるものではありません。
メモリはしばしば、私達が作業をしている「机の広さ」に例えられます。
広ければ広いほど快適に仕事ができますが、机が広いという理由だけで
”あの人は仕事が早い”とはならないでしょう?
机が広くても、活かしきれなければ意味がないのです。
さて、HDDの交換です。
必要なデータを外部の記録媒体へコピーします。
今回はOSも新規インストールなので、クローンは作成しません。
お次にパソコンの蓋を開けます。
M/B(マザーボード)の仕様上 SATA2で接続しなきゃいけないのが残念。
メモリも最大16GBまでだし、本当はM/Bから変えたいところですが…f^-^;
とりあえず、HDDを外してSSDを付け替えます。
それからBIOSを設定して、Win8 Proをインストールすること数時間。
見事、生まれ変わりました!!!
よく、パソコンを組み立てると「すごいね」って言われますが
実はパソコンの組み立ては、ミニ四駆を作るのと同じくらい簡単。
パーツの相性問題だって、解らなければお店の人に聞けばいいんだし。
…ミニ四駆と言えば、「アバンテJr」を使ってたなぁ…。
ハイパーダッシュモーターとか、メッシュ加工とか、…なつかしい。
今は初代アバンテはプレミアがついてるとか…ついていないとか。
とりあえず動作テスト。
HDDの時は、速度が70くらいだったのに、換装後は450くらい出ます。
およそ7倍の速さになりました。
さらに、Samsung 840 EVO の特徴でもある、「Rapid Mode」をONにすると、
平均600以上のスコアが出ます。
推奨されているSATA3で接続すると、公称通り1000以上はでそうですね。
まぁ、このままでいいや。十分早いし。
その次に、Windows8.1へアップデートしました。
起動も大体10秒以内になりましたよ。
重たい開発環境XE5も数秒で起動します。
開発しているプログラムのコンパイルも早い!!
1万行くらいの小規模なコードのコンパイルも数秒で完了します。
ちょっと感動です。
20,000円の少ない投資で、効果絶大でした☆
あとはメモリを12GBまで増設すれば、パソコン内部のグレードアップは完了です。
次は『 入力装置 』にフォーカス
いわゆる「キーボード」と「マウス」ですね。
ソフトやハードが凄くても、入力装置が悪ければ元の木阿弥です。
パソコンがいくら高性能でも、処理を指示するのは人間ですからね。
仕事柄、ソフトやアプリ開発の際は朝9時から夜中の12時まで
一日中プログラムを打ち込んでいます。
一般の方の何十倍、何百倍もの入力作業があるわけです。
よく、
「 パソコンでちょちょいってアプリ作って、
楽して儲けているんじゃないの~? 」
と言われますが、とんでもない!!
一日に数万行打つことも日常茶飯事です。
数万って言ったらアレです、ちょっとした小説1冊分くらいあります。
1日のうち、12時間くらいでストーリーを考えて小説を書き上げて
トイレやお風呂の時まで仕事で、よく寝ている最中にガバッと起きて
ホワイトボードに計算式を書きなぐったりするのですよ。
さらに自分で動作テストをして、広告作って、ホームページ作って、
営業までするんですよ。それで終わればいいですよ。そのソフトを何年もメンテナンスしていかないと
いけないし、さらに…さらに経理も…(あぁ…悲しくなるのでもうやめます)
とにかく結構な重労働です。 アプリやソフトウェア開発者が近くにいたら
どうぞ労わってあげてください(笑)
このようにキーボードを酷使する職業ですから、数千円のキーボードを買っても
1年もせずに壊れてしまうんですよ(T-T)
…これまで何個のキーボードを無駄にしてきたか。。。
なので、頑丈なプロ向けのPFU Happy Hacker Keyboard Pro2 (通称 HHKB)を愛用しています。
静電容量無接点方式と呼ばれる特殊キーで、何千万回打っても壊れない程耐久性に優れていると言われます。
そのかわり、約3万円とキーボードにしてはちょっと高価です。
ですが、間違いなく打ち心地は極上です。これは物書きが万年筆にこだわるのと同じ理屈ですね。
ただ、注意点としてDeleteキーやファンクションキーがfnキーを押しながらじゃないと入力できない事や
キーの印字が無刻印だったりして、ブラインドタッチ必須であったりと、やや使う人を選びます。
通常のキー配列がお好みでしたら、東プレのRealForceがお勧めです。(これも同じく無接点方式)
キーの打鍵感・耐久性はほとんど変わりません。
キーボードはこだわっていたのですが、
マウスは二の次三の次…今まではそうでした。
(iBuffaloのBlue Focusを使用)
ですが、この際なので買い替えようと思います。(どの際だ)
今、候補にあがっているのはコレ。Logicool社が生産している「 Performance Mouse M950 」。
ロジクール製のマウスのほとんどに「フリースピン」と呼ばれる高速スクロールボタンが
搭載されており、一度のスクロールで、クルクルクルクル~と惰性で回ってくれたり、
通常のスクロールに切り替えたりでき、非常に便利です。
耐久性についてはあまり評判はよくありませんが、物は試し。
経営者必殺の「経費」で購入してみますw
こちらもちょっとマウスにしては高価です。1万3千円ほどでしょうか。
ちなみに今使っているマウスは2千円くらいのものです。
とりあえず、この程度揃えればハードウェア環境はバッチリですかね。
もちろん、かのアインシュタインが言うように
「道具が優れているだけでは意味がない」のですが(^-^)